【インタビュー】共に、日本を偉大にしよう。

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今回インタビューさせていただいたのは、テラモーターズの代表取締役:徳重 徹様です!

 

 

現在はオーストラリアでお仕事をされているようですが、世界中を飛び回ってらっしゃいます。何と言いますか、インタビューをさせていただいているとき、「ああ、これが本物の日本人、日本男児なんだ」と痛感していました。

ぜひその熱量を感じ取っていただければと思います。

それでは、インタビューにまいりましょう!

(徳:徳重様、筆:筆者)

 

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「お時間をいただき誠にありがとうございます!ご経歴のご紹介からお願いします。」

 

「はい、僕は1994年に大学を卒業した後、29歳まで日本の大手企業で働いていました。その後アメリカの大学院でMBAを2000年に取得しています。

その後、5年くらいシリコンバレーに残って技術系のベンチャー企業で代表をしていました。インキュベーションなどもやっていたり、新しい技術を生み出す仕事が主なものでしたね。

具体的にいえば、エムペグと呼ばれる圧縮に使うアルゴリズムだった、暗号技術だったり。また、当時は早すぎて市場に受け入れられなかったんだけど、Skypeが登場する前に、携帯で動くような無料通信アプリなんかも開発したりしていました。で、今はテラモーターズという会社の代表をやっています。

テラモーターズでは、EV、ドローンなどの事業を行っています。」

 

「ありがとうございます。大学在学中は主にどんなことをされていたんですか?」

 

「んー、大学では学園祭の執行委員をやったり、いろんな大学の人が集まる催し物の企画をしたりしていたね。

あ、あとは、バイトで貯めたお金を使ってバックパッカーをよくやっていたね。社会で働き始めたらまずできないだろうと考えていたので。

当時行った国は約50カ国くらいかな。珍しい国でいえば、ロシア、ジンバブエ、南アフリカなんかも訪れていたね。」

 

「やっぱり世界で活躍されている方はバックパッカーとしての経験を必ずお持ちのようだと感じます。笑

では、徳重さんの将来の夢はなんでしょう?」

 

「そうだね、簡単にいえば、日本を再び強い国にすること。

僕は今40後半なんだけど、僕らの世代が若い頃っていうのは、日本企業は世界に対しても存在感を発揮していました。

しかし今現在はどうでしょう?少なくとも当時ほどの勢い、強さは無いと私は考えています。つまり、世界に対して競争力が弱まっているということですね。

アメリカとかだと、まさにグーグル、フェイスブック、アマゾンといった企業が出てきて、産業そのものを生み出して、世界を牽引するパワーをアメリカにもたらしている。

私は日本もそうならなければならないと強く思います。

 

ではどうすればよいのか。

そこでは、メガベンチャーと呼ばれる企業の役割が重要になってきます。

日本でいうメガベンチャー、ベンチャーは、どちらかといえばニッチな存在としての認識の方が強いです。そうではなく、グーグルやアマゾン規模のメガベンチャーを日本から生み出さないといけない。

そして私はそれを作ろうと、テラモーターズを立ち上げました。」

 

「なるほど。確かに、日本国内では注目されている企業でも、海外に出てみれば全然注目されていなかったというのはよく聞きますね。」

 

「『ペイパルマフィア』っていう言葉は知ってるかな?

PayPalという電子決済サービスがあって、それを一緒に立ち上げた10数名のメンバーのことをいうんだけど、アメリカで今有名なベンチャー企業のほとんどが、そのペイパルマフィアと呼ばれる人によって立ち上げられた企業なんだ。

そういった強力なメンバーを、『テラマフィア』じゃないけど、私は輩出したいとも考えています。」

 

「いいですね!テラマフィア!(ぜひ参画したいなあ。)

それでは、次の質問です。

徳重さんは、なぜ今のようなキャリア・生き方を選ばれたんですか?有名大学を出て、大企業に入ったら、ほとんどの人がそのまま勤め上げたり、大企業を転々とするのが一般的だと思うのですが。。。」

 

「まず最初に言っておくと、日本で有名大学を出たり、有名企業で働いていても、海外に出てみれば、いかに自分が平均レベルの人間かを理解することができます。

アメリカのMBA取得のために通っていた大学院では、もうみんな有名大学の学位を持っていたり、輝かしいそれこそ世界的な有名な企業で働いていた人もいるわけです。そもそもそれが当たり前なんです。

 

では、向こうの大学院などで何が重視されるかというと、『あなたは他の人間とどこが違いますか?』という点なんです。

頭はいいのは当たり前。そのうえで、自分の強み・差別化ポイントは何かということですね。

これを考えていかないといけない。僕の場合は起業家精神というか、優秀な人間が諦めてしまうような難事業でも諦めずにやり遂げられるという力を持っていました。

 

で、なぜ私が今の生き方を選んだかなんだけど、もともと大企業に入ったのは大きな規模でチャレンジしたかったから。そもそも私には『安定』を求める精神はありませんしね。(笑)そもそも、『安定』の意味を取り違えてはいけません。自分に力があれば、どこででも生きていくことができるんですから。

ではなぜ入社したかというと、世界に対してインパクトを与えるような事業が、大企業であればできると考えたから。まあ、うちの親がめちゃくちゃ厳しくてとにかく大企業に入れと言われていたのもあったんですけどね。

ただ、そこで何年か働いた後、自分が想定していたことを実現するのは、ここでは難しいということがわかってきました。

そして、30歳になる前の1年というのは、21世紀になる直前でもあったわけです。

『あ、これから世界は変わっていくな』ということを私も感じていました。そこで、悩んだ末、アメリカでMBAをとり、シリコンバレーで挑戦しようという決心を固めました。」

 

「なるほど。その後テラモーターズも創業されたと。ただ、そこでご両親や周りからの反対はなかったんですか?」

 

「もちろんありましたよ。先ほども言ったように、僕の親はとても厳しい人間でしたしね。

テラモーターズを創業した頃は、正直迷いながらやっている時期もありました。最初の2年間くらいはお金がなくて、食事の半分はマクドナルドで、もう半分はパンだけ、みたいな生活もしていましたしね。(笑)

ただ、僕は『諦めないこと』を強みとしていて、また新事業を創造することも好きだったので、挫折があっても続けることができました。

食事の話でいくと、最初の2年間はレストランでビールも飲めなかったんです。当時、ビールはケースで買えば1本100円くらいだったんですけど、レストランで飲むと600円くらいしていた。

2年経って、レストランでビールが飲めた時はそれは嬉しかったね。(笑)」

 

「やっぱり現在活躍されてる方は、そういった苦労を絶対に経験していますよね。必ず乗り越えなければならない壁というか。。。

そういったことを乗り越えられていく際に、意識されていることはあるのでしょうか?」

 

「そうだね、起業家の中でも、儲かればいいって考えてる人も結構いるんだよね。

でも僕には、日本を強くしたいという日本への思い入れもあるし、世界に対してインパクトを出していきたいという強い想いもある。そこが僕の強みでもあるんだけど。

やっぱり大前提として『辛い経験、苦労はしなければならない』という思いはあります。本屋教科書にも良いことがたくさん書かれているけど、やっぱり自分で経験しないと身につかない。

 

そして何より、常に『自分は何者なのか』と自問自答するべきだと思います。過去にどういう場面で感動したのか、他者にはない強みは何なのか、といったことを常に考えながら自問していくべきです。

すぐには答えは見つからないでしょう。日本で生きていると、特に今若い世代の方は、『自分は何者なのか』なんて考える機会は皆無に等しいので。」

 

「なるほどなあ。」

 

徳「で、大事なことといえばもう1つ。

自分にとって大事なことは『産業を創る』こと。

 

どういうことかというと、グーグルを例にしていえば、『検索エンジン』というものはグーグルが生み出して、その後サービスという枠組みを超えて、産業という枠組みに変化していきました。

僕は当時その勢いをシリコンバレーで体感していましたが、それはもうすごかった。やはりあの勢いが今の日本には必要で、そのためには産業を創り出していかないといけない。

僕も現地でいろいろとやっていたころには、日本の自治体や経済産業省の人が訪ねて来た時もありました。そういったこともあって『産業を創るってすごいことなんだな』という認識を強くしたね。」

 

「産業を創るか。。。その視点はなかったです。

ところで、徳重さんはこれまでたくさんの失敗や挫折も経験なさっていると思うのですが、その中でも特に大きな挫折はなんだったんでしょうか?」

 

「テラモーターズを創業した後、EVを10万台造るというプロジェクトに入札して、勝ち取ったんですけど、いろいろあってその入札自体がキャンセルになったんです。

それまでに10億円を既に調達してしまっていたので、これでは投資家の方々に顔向けできない。もう政府には頼っていられないと、その後自身でインドやバングラデシュの市場をなんとか発見して、そこで事業を始めました。

また、二輪車の開発に2億円と2年というリソースを割いて、事業を行っていこうという時期がありました。

しかし、これだけのリソースを割いてもまったく売れなかった。二輪車も売れないので、その現地担当者ともうまくいかなくなってしまいました。

 

悪いことは続くもので、その後私の子供が重症になってしまったのです。当時下の子が5年生のときに、病気が悪化して意識不明になってしまったんです。

その頃は自分の会社も売上が低迷していて、本当に大変な時期でした。クリスマスに日本に帰り、翌年1月3日にインドに飛び出して行きました。その頃は記憶は鮮明に残っています。

とにかくやるしかないという状況でやりきり、当時は売上が2億円ほどだったのですが、今では30億円ほどになっています。」

 

「悪いことは続くかあ。私も心して生きていこうと思います。」

 

「でも、その期間ですごく鍛えられたね。落ち込む暇なんてなくて、とにかくやるしかないという窮地だった。

で、やり遂げる力を身につけるには、『自分はこれを成し遂げたい』という気概も必要なんだけど、『ベンチマークを誰にするか』ということも重要です。

僕の場合は、TESLAの創業者:イーロンマスクと、自分が山口県出身ということもあって1863年に『奇兵隊』を結成した高杉晋作をベンチマークとしています。

イーロンマスクに関しては、僕と同年齢くらいなんだけど、その歳でも『ありえない』『ばかげている』と言われるようなことをガンガンやっていくわけ。無茶を言いまくるんだよね。実際に実現もしているが。

でもこれが大事。日本人にはそこまで無茶をいう人がいない。

無茶なのは百も承知だけど、自分がやらないと誰がやるんだっていう精神を持っている点で、見習うべきところがたくさんあると思います。

 

高杉新作をベンチマークにしたのは、彼は27歳という若さでこの世を去っていますが、倒幕という偉業を24,5歳の頃に成し遂げている。

つまり、スピード感やレベルが全然違うわけ。そういうことをまずは知らないとけない。そのために『歴史観』と『世界観』を身につけることは非常に重要です。

自分の視点やベンチマークをどこに置くかで、今後の人生も過ごし方も、大きく変わってくるはずです。」

 

「歴史の知識はまったくなかったです。これから世界観、歴史観を鍛えていこうと強く思いました。」

 

「うん、それは重要なことだね。

で、自分の中の軸とかって、そう簡単にはできないんだよね。

まず思いを持つ。そして実行。その継に失敗。その継に実行。それを繰り返していくしかない。その過程で大きな『幹』が育ってくるんです。

 

そして大事なのは、『外に出ていくこと』そして『発信していくこと』です。

これができている人はあまりいない。でも、自分の経験したこと、自分の思いを乗せた実行の結果を発信していくと、必ず応援してくれる人が出てきます。

だから、どんどん発信していけばいい。失敗もたくさんするだろうけど、そのおかげで信念もより強固になっていくはずなので。」

 

「ありがたいお話ばかりです。

それでは最後に、メッセージをお願いします。」

 

「これはよく若い人向けの講演で言うことなんだけど、『60%OKならGO!!』です。

現代の日本人は、なんでも難しく考えすぎている。難しく考えても、そこで出てくることはたかが知れてます。

もちろん考える作業は必要なんだけど、大体いけるなと思ったらやってみるしかない。そしたらいろんなことが見えてきます。

周りに話したりしてみると、『本当にそれいいの?』とか言われると思うけど、自分が60%くらいOKだと思うならやればいい。

 

面白いことに、日本人が60%OKだと思うことは、アメリカの人なら70%OKだと思ってたり、アジア圏にいくと80%OKだと思ってたりするわけです。

考えを煮詰めるのが悪いということではないけど、もっと世界がどう感じているといったことを客観的に意識しながら、アクションをどんどん切っていくべきだと思いますね。」

 

「よし、筆者も今日からさらにがんばっていきます!!本日はありがとうございました!!」

 

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現在テラモーターズではインターン生を『日本』と『海外』で募集しています。

https://www.wantedly.com/projects/75500

https://www.wantedly.com/projects/88974

過去に、日本でインターンとして参加した方々が、全員ベトナムにいきなり行って働くことになった、などということもあるようです!(笑)

徳重さんは本気で『テラマフィア』を作ろうと考えておられるので、権限移譲もガンガンやっていかれるようです!

 

自分はいけてる、他とは違う、と考えている尖った学生さんなどはぜひどんどん応募してください!こちらのURLからでも良いですし、筆者にコンタクトを取ってくださってもお繋ぎいたします。

世界基準のスーパーな働き方を、ぜひ学んできてください!!

 

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*徳重徹 様:著書

 

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