【インタビュー】『多様性』というプロダクトへの想い

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今回のインタビューでは、フラミンゴ代表:金村様にお話を伺いました!

 

 

まだ24歳とお若いですが、学生・若者にとっては年齢が近いこともあり、より参考になるお話になっているのではないかと思います。

「多様性」を受容する姿勢が、その語り口、そしてプロダクトにも表れているなと強く感じました。昨今注目されているスタートアップ企業でもあるので、ぜひご覧ください!

(金:金村様、筆:筆者)

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「それでは、これまでのご経歴からお願いします。」

 

「立命館大学在学時は、学園祭の実行委員などを主にやっていましたね。その学園祭の実行委員の役目が大学3年生の秋に終わり、その冬に、たまたま立命館の中で『2日間でスタートアップ企業のプロダクト作りを経験する』というようなプログラムに参加しました。

そのプログラムで、今までやったことのないことに触れ、スタートアップ企業、そしてプロダクト作りというものに大変興味を持ちました。

 

で、そこから4年生期間の1年間では、いろいろなことを経験させてもらいました。例えば、ベンチャーキャピタルのアクセラレーションプログラムと呼ばれるものに参加させてもらったり、その運営にインターン生として従事したり。

その後、アメリカでのインターンを経験しました。ChatWork(加藤さんのインタビュー記事にも登場!)という会社のアメリカ支社でのインターンでした。それは大学院生になる前の春休み期間でやってました。そこでは主に、顧客管理業務に従事していました。

 

で、日本に帰国して大学院生として2,3ヶ月過ごした後、2015年6月にフラミンゴを正式に法人登記しました。

登記後はもちろんフラミンゴの仕事に力を入れていたのですが、同じようなビジネスモデルを学ぶために”Anyca(DeNAの事業)”というサービスの開発事業部でインターンをしていました。それが2015年の8月、9月頃ですね。

 

で、2016年2月くらいにフラミンゴのアプリをα版としてリリース。

様々なフィードバックを受け、2016年12月に正式にリリースしました。それから現在に至る、という感じですかね。」

 

「ありがとうございます!

では、そういった経緯を経てきた上で、金村さんには何か夢はあるのですか?」

 

「そうですね、2つあると思っています。

1つ目は、『日本に来る・いる外国人の方が、日本でもっと豊かに暮らせるようにお手伝いをしていくこと』です。

これはフラミンゴに軸足を置いた夢ですね。この夢を抱くようになったきっかけは、アメリカにいたときの原体験があります。

 

僕がアメリカでインターンをしていた頃、同じような感じでインターンをしていた人たちと仲良くなり、よく土日を使って旅行したりしていました。

ある日、サンフランシスコあたりに遊びに行ったとき、終電を逃してしまったんです。僕らが拠点にしていた地域に戻るための電車は、午後8時くらいにはもうなくなってしまっていたんです。

どうしようどうしようと言っている間に夜11時くらいになってしまいました。

そのときにUBERという配車アプリを使って帰ったんです。そのとき運転者の方がインド人の方でした。

 

なぜドライバーをしているのか聞いたところ、彼は日中はインド料理店で働き、その他の時間をそういったドライバーとして働いているとのことでした。

彼には子供がいて、その子供をアメリカの学校に通わせることが夢なのだそうです。そのためにこういった働き方をして、子供のための学費を稼いでいるとのことでした。

 

これってすごく素敵なことだと思ったんです。アメリカのいいところだなって。

誰でも多様な働き方できる。その働き方によって実現できる夢がある。

これは、外国人の方々にとって、今の日本ではなかなか難しいことだと想います。

じゃあそれを僕がつくっていけばいいと、『外国人の方がアルバイト感覚でこういったことができればいいよね』そんな想いを持つようになりました。

なので、僕らのサービスは語学学習を目的としているものでもあるのですが、語学サービスというより、『せっかく日本に来てくれたんだから、外国人の人たちに日本で豊かに過ごしてほしい』という想いが詰まっているんです。」

 

「なんだか、すごく感動しました。サービスとしてはなかなか見えてこない部分にも、そういった大切な想いが詰まってるんですね。」

 

「そうなんです。で、2つ目です。

これは突拍子もないように聞こえるかもしれないんですけど、僕がずっと追いかけているものに『宇宙開発』というものがあります。

 

起業家として働いていくのであれば、『雇用をつくっていく』ということは大変重要なことだと考えています。

でも、ただ『がんばろう』という気持ちだけじゃ人間はなかなか頑張れないものです。そんな時『宇宙開発』というおっきな目標を掲げられていれば、素敵で、みんながんばろうと思えるんじゃないでしょうか。

そんな想いもあって、将来は宇宙開発に携わりたいという夢がありますね。」

 

「や、でもこれからますます注目されていく分野ですもんね。イーロンマスク、ピーター・ティールなど、大物起業家はもちろんのこと、日本でもメタップスの社長さん、ZOZO TOWNの社長さんも宇宙に興味をもって取り組んでおられますもんね。

何か、最終的にはそこに行きつくんだなという思いはあります。

では次に、なぜ今の生き方を選ばれたんでしょうか?やはり大学卒業に就職するという選択肢もあったかと思うのですが。」

 

「僕がこういう生き方を選んだ理由は主に2つあります。

1つ目は、大学3,4年生の頃に就職活動をしていたときがあったのですが、その時に働きたいと思える会社のほとんどが東京だったんです。その頃、プライベートな理由などが重なって、地元である京都に残ろうという決心をしました。

その後、様々な経験を経て、また大学院にも通うことで、このような生き方にシフトしていきました。

 

2つ目は、学部と大学院の教授が同じ方で、研究してきたことがすごく好きなことだったんですね。で、学部卒業後すぐに就職するのではなく、大学院にいけば、京都でも過ごせるし好きなことももう少し研究できると。

それで大学院に進むことを決めました。

 

それを決めたのが大学4年生の初め頃ですかね。大学院に入るための試験などもあったので、本などもたくさん読んでいました。しかし、学園祭をやっていた頃より、パワーが有り余っている感じがしてました。(笑)

その頃に、『何か自分で作りたいな』と思うようになりました。

 

で、そういったものづくりの場に行ってみると、やっぱり楽しかった。チームで何かものづくりをするというプログラムに参加していた頃、そのときはチーム内にプログラミングができる人がいたので、プロダクト作りは簡単にできると思っていたんです。ゲームなどの作り方も知ることができましたし。

そんな風に過ごしているうちに、そこにのめり込むようになりました。

そのおかげで、有り余っていたパワーもそちらに向けることができ、有意義な生活が送れていたように思います。

 

あとですね、誰にでも『自分でなにかをやろう』と思う時期が何回か来ると思っていて。

今後、自分の生活や将来について色々考えることがあると思うのですが、ずっと同じ会社に勤めるっていう人は減っていくのだろうなと思います。

僕の場合は、大学院に通いながらでもやっていいと言ってくださった投資家の方がいたりもして、最初のキャリアとしては今の状況がベストだったなと考えています。プログラミングも今ではできるようになりましたし。」

 

「あ、プログラミングもできるんですか??」

 

「去年の4月くらいから本格的に勉強し始めました。」

 

「え、去年ですか!?」

 

「はい、それまではチーム内でプログラミングができる人がいたんですけど、その方は休学していて、もうすぐ復学するというタイミングだったんです。

そこで、プログラミングをする人の働く時間が足りないという状況が出てきて、それなら自分で実現できたほうが、自分にとってもチームにとってもハッピーなんだろうなと考えるようになりました。

 

最初のうちはプログラミングができる人に教えてもらったりしてましたが、いかんせん僕は反抗的な人間でして(笑)

『こうじゃない』『こうしたほうがいいんじゃないの』なんてことばかり言ってたら、『じゃあ自分でやってったほうがいいんじゃない?』と言われて。(笑)

そこで去年4月からは1ヶ月間くらい独学をして、5月の頭からはもうフラミンゴというアプリの開発に入ってましたね。」

 

「なるほど。

では、次の質問で、これまでに大きな挫折を経験したことってありますか?」

 

「んー、挫折ではないかもしれないんですけど、主に2つあります。

1つ目は、小学生くらいの頃にカルチャーショックを経験したことです。

僕が小学生の頃に、日韓W杯がありました。学校でもテレビでも、みんながサッカーの話をしていて、僕ももともとサッカーが好きなこともあって異様に日本を応援していたんです。今思えば気持ち悪いほどに。(笑)

で、日本対韓国っていう構想は、ライバル熱みたいなものを生みやすくて、僕もめちゃくちゃ日本を応援していたわけです。

 

ある日、家でそんな応援をしていると、家族から『実はお父さんもお母さんも、ルーツは韓国なのだ』と。そう伝えられたわけです。

それを聞いて、僕の中にすごく違和感を感じたんです。ルーツは韓国なのに、僕は日本を猛烈に応援している。じゃあ僕はどっちの人間なんだ、ルーツはどっちになるのだ、と。

それが小学生だった頃の僕には大きなショックでしたね。

 

今となってはその違和感のようなものは取れてきました。

というのも、中学のときはオーストラリア、高校のときは台湾など、いろいろな国でホームステイする機会があったんです。そういった国では、韓国人、日本人どうこうではなく、アジア人として見られるんです。

それを知ったときに、『自分が抱えていたものはあんまり大した問題じゃねーんだな』と気付きました。

それよりも『あなたのジョブはなに?』と、やっていることの方がよく聞かれたり、大事だったりするんです。そういったこともアメリカで経験して、こういうところで暮らしたいなと思うようにもなりましたね。」

 

「多様性の葛藤と受容、どちらも経験されてきたんですね。

では、金村さんがこれまで様々な意思決定をしてきた中で、『信念』や『軸』といったものは持たれてきましたか?」

 

「まだまだ言っても24歳なので、そういったものは揺れ動いていくものだと思うのですが、僕がずっと考えているのは『自分が考えていることを人に押し付けないこと』です。

 

例えば、これはお人好しとも取られるかもしれないのですが、僕は社内で仕事を頼むとき、『これやって』とは言わないし言えないんです。

どう頼むかというと、『こういうことをあなたにやってほしいんだけど、やってもらえる?』というように頼むんです。

そのほうがやる側も気持ち良く引き受けられるし、何よりその人に才能があればあるほど、その人の意思を尊重したいんです。

『多様性を担保したい』という言い方のほうがしっくりくるかもしれません。

社内でも、なるべく全く違うような人との価値観の交流というものは意識して生み出そうとしていますしね。」

 

「『多様性』というワードは今後ますます意識しなければいけないと、僕も思います。

では最後に、メッセージをお願いします!」

 

「そうですね、東京にもし来る機会があれば、ぜひお茶でもしましょう!(笑)

あと、メッセージとしては、1人1人に違ったポジションがあると思っていて、そのポジションがあるということを意識して対話することが大事だと考えています。

そして、僕たちがやっているサービスというのは、これからの世の中でますます有益なサービスになると信じています。自分の世界にはいなかった外国人の人たちと交流を持てるようになったり、実際に会って話ができたり。

価格も500円からできるので、『英会話の塾に通うのは費用が・・・』と思っていたり、何かそういった英会話教室に違和感を感じている方がいれば、ぜひ使ってみてほしいと思います。

多分このフラミンゴというサービスを使えば、僕がどういう人間かということも分かるようになると思います。」

 

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現在、フラミンゴさんでは、インターン生を募集しています!

『世の中にスタートアップ企業はたくさん出てきたけど、いろんな企業の中でも僕らは自分たちのことを1番だと思っているし、なにより最も外国人と気軽に触れ合えるサービスだと思っています。』と金村様がおっしゃっていました。

 

留学帰国後だけど語学力をキープしたい方や、日本にいながら外国人と触れ合いたいと思っている方にとって、素晴らしい環境になると思います!!

そういう方がいれば、フラミンゴさんに直接ご連絡いただくか、筆者にコンタクトを取っていただければと思います。

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