【インタビュー】『継続』の重要性。

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今回インタビューさせていただいたのは、クックビズの代表取締役CEO:藪ノ様です。

 

 

今となっては想像もできませんが、1年フリーターとしての期間があったりと、より多くの方にヒントを与えられるような内容になっているかと思います。

それではインタビューに参りましょう!

(藪:藪ノ様、筆:筆者)

 

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「それでは、これまでのご経歴の紹介からお願いいたします。」

 

「僕は生まれてからずっと、大阪で育ちました。高校も大学も地元の学校にいきました。大学は1年浪人をした後、大阪府立大学の工学部を卒業しています。

大学卒業後は就職もせず、大学院にも進まず1年間フリーターになってます。大学でも教員免許の科目は取ってたんだけど、教育実習に行かなかったので結局教員免許を取れなかった。

 

23歳で卒業し、1年間フラフラしてたら、もう24歳が終わる時期にさしかかった。

僕は『節目の年』というのをすごく意識してます。25歳という年齢も1つの節目だし、『石の上にも3年』のあの3年も節目だよね。

 

で、当時はまさか自分がフリーターしてるつもりなんてサラサラなかったわけ。

ただ、親が教育熱心なこともあって、勉強は人よりはしてましたね。とはいえ、学生の頃から『大手企業に入ったり、公務員になるのは違うんじゃないのか?』と自分とのギャップは非常にあったかな。

そして25歳という節目になってフリーターというのではまずいということで、そのときに1社目の起業を決意し実行しました。本当は25歳になる前に設立したかったんだけど、何もわからない状況で自分でやったので、時間がかかってしまい結局25歳になった後に正式に設立することができました。

 

それから1年はインターネット回線を売ったり、いろんな事業に取り組んでいたんだけど、僕が26歳の頃に今のクックビズのビジネスモデルを思いつきました。そこで約1年かけてテストマーケティングを実施したところ、『これはいけるな』と。

そこで、それまでの会社とは別に、2社目の起業として、私が27歳になった年の12月にクックビズをつくりました。今年で10周年を迎えます。

 

統計では、10年生き残る企業は全体の6%だけだとも言われており、そう考えると何か感慨深いものを感じるね。

ただ、自分的にはやっと半人前というか、ここからがファーストステージの始まりだねという気持ちです。」

 

「ありがとうございます。大学在学中はどんなことをされていたんですか?」

 

「アルバイトかな。塾講師と、深夜のコンビニバイトを掛け持ちしてて、1ヶ月25万円くらい稼いでました。(笑)」

 

「いや、笑えないですよそれ!(笑)体ボロボロになるペースじゃないですか!(笑)」

 

「もともと服がすごく好きで、稼いでは服につぎこんでましたね。(笑)

大阪の堀江(地名)といえば、当時はすごくおしゃれなイメージがあって、堺という僕の地元からがんばってそこまで通って服を買ってました。僕の周りの友人も服好きな人ばかりでしたしね。」

 

「なるほど。アパレル関係で起業しようとは思わなかったんですか?」

 

「んー、そうだね、服はあくまで個人の趣味というか、会社にしてやるのはちょっと違うかなっていう感じでした。」

 

「そうなんですね。

では次に、藪ノさんの将来の夢ってなんですか?」

 

「まず、会社の夢としては、上場させて将来的には最低でも時価総額1000億円以上の会社にしたいですね。それが実現できれば、『最近元気ないぞ』と言われている大阪、関西を盛り上げていけるはずですし。

やっぱり地元だということもあって、この地に花を咲かせたいという気持ちは強いかな。これは僕だけじゃなくて、関西の起業家ならみんなそうだと思う。

 

個人としては、自分が起業家になって人生が変わったとすごく思うので、起業家を志す人を増やしていきたいという気持ちがあります。

元来、僕はあまり人と群れることを好まないのですが、起業家を志す学生や、若手起業家の方に対しては、できるだけサポートしたいと思っているんです。

 

あとは、やはり家族と幸せに暮らしていければ、それに越したことはないと思います。奥さんと2人の子供がいて、家族を幸せにしていきたいね。

そういえば、僕趣味ってのがないんだけど、何かオススメってある?」

 

「バックパッカーです!!!僕もアジアをバック1つでぐるーっと周ったこともあって、あえてスラム街など、日本には絶対にないような場所に訪れると、日本ではできない思考や感受性が働きますよ。(テラモーターズの徳重様は学生時代に50カ国行かれたそう。。。)

お子さんには小さいうちからぜひ、そういった経験をさせてあげてほしいです!!」

 

「バックパッカーね。確かに子供が小さい頃から連れて行ってあげると、ゆくゆくすごく価値として返ってきそうだね。

1年に1回は海外に連れて行ってあげたいね。下の子は5歳だけど、年1回ペースで行っているし、この前はウブドに家族で行ったけど、やっぱり自然を見るだけでも感じるものは多かったね。」

 

「お子さん、本当に羨ましいです。(笑)

ところで、この話は先ほどの話と重複するかもしれないのですが、藪ノさんはなぜ今のような生き方を選択されたんですか?」

 

「そうだね、大学卒業するときに、就職したり、公務員になったりする選択肢もあったんだよね。

でも、もともと『1番じゃなきゃいやだ』という性格もあって、第一志望のところに入らなければ意味がないと考えていた。そして、その頃は第一志望そのものがなかったので、もし就職してもすぐ辞めるだろうなというのは察しがついた。

当時はインターンも何もなかったから、今よりもっと『働くこと』に関するイメージが不透明だったんだ。数理系の学科に入ったこともあって、毎日数式ばかり見ていたしね。(笑)

最初は不安や悩みだらけだったけど、10年経った今は、『これが自分のベストな生き方だ』と自負してます。」

 

「なるほど。妥協する気持ちでやらない、と。

でも、これまでの人生でやっぱり大きな挫折があったと思うんです。これまでで経験した、1番大きな挫折はなんでしたか?」

 

「1社目を起業してからの5年間そのものが挫折期間に値するかな。

起業って、周りからはもてはやされたり、かっこいいと見られたりしたりもするんだけど、続けることは本当に大変なんです。

僕の場合25歳で起業して、26歳でクックビズのビジネスモデルを思いつき、そこから20代は非常に不安定な生活が続きました。起業当初はオフィスの家賃を払うために、アルバイトまでしていたり。何やってんだって話ですよ。(笑)

 

社長は自分で給料を決められるんだけど、起業してから数年間は、決めた給料を全額もらうことは1度もできなかった。

こんな状態で続けることは、想像以上に大変なんだよね。誰にもやめろとも続けろとも言われない。そもそも企業経営には終わりはない、例えて言うなら、ゴールのないマラソンをやっているようなもの。

 

で、2009年の12月くらいに、赤字続きでもう本当にお金がないという状況になった。そこで、『翌年も赤字だったらもうやめよう』と思ったんです。

すると不思議と気分が軽くなったんです。これは自分の中で区切りをつけたからだと思うんだけど。

すると、翌年黒字化を達成したんです。やっぱり赤字と黒字では全然違うんです。そこで自信もついて、うまくクックビズを軌道に乗せることができました。」

 

「よくそういった状況で続けられましたね。。。どんなマインドでその期間戦っていたんですか?」

 

「クックビズという会社は、その名前、ロゴ、ビジネスモデルなど、そのすべてを自分で考えたものだったので、愛着がとてもあるんです。本当に自分の子供のような感じ。

それまでは他人がつくったものを売ったりするだけだったけど、実際に自分でサービスをつくってみると、やる気も違ったし、なによりこのサービスが広がっていくのが見てみたいという気持ちがすごく強くなったんです。

 

また、『飲食業界の人手不足』という問題もあることはすごく意識してたね。この問題は解決しないといけないと。

やっぱり究極的には、そういった『誰かの役に立ちたい』という気持ちをもつことが大切なんじゃないかな。

日本はデフレで生活コストも安いから、失敗しても死ぬほどの状況にはならないと思うんです。なにをしても生きてはいける。

そういう状況下では『豊かになりたい』というモチベーションで、何か事を成すというのは非常に難しいと思います。

先進国で生まれた人間が成功するには、欲望だけではなく、利他の精神が必ず必要だと僕は思います。それも、よどみがなく、心の底から湧き上がってくるようなものでなければいけません。」

 

「なるほどなあ。『モチベーションで仕事するな』とも言いますもんね。(大江社長も言ってましたね。)」

 

藪「そうだね。モチベーションという言葉に支配されてしまっていては、本末転倒です。

利他の精神を持てば、モチベーションは高いレベルで維持されるので、そもそもモチベーションを意識する必要がない。

この状態が、成功するためには必要だと思います。」

 

「なるほどなあ。」

 

「で、やっぱり苦労を乗り越えた後って良いことがあるもので。

例えば僕はクックビズを奥さんともう1人友人と、合計3人で立ち上げたんだけど、10年経った今では160名以上のスタッフがオフィスで働いている姿を見ていると、言葉にできないほどの幸せを感じます。」

 

「うう。筆者も早くその幸せを感じたいです!(笑)

では最後に、読者の皆様に対してメッセージをお願いします!!」

 

「とりあえずやってみる、そして継続してみることが大事だと思います。

僕も最初は起業に対して不安や悩みを抱えていたけど、起業後5年が経ってみると、『起業こそ自分に合っている生き方だ』と思うようになっていました。

 

つまり、人間の感覚って案外アテにならないものなんですね。自分が不得意だと思っていたことも、継続してやってみて何か結果を残すと、考えも見える景色も変わるんです。

だから、自分のやっていることに自信がない人や、やりたいことがない人は、何か1つの物事に継続的に取り組んでみることをオススメします。

2、3年くらいやって結果が出なければ、違うことに手を出していいと思います。大抵はその位やれば何らかの結果は出ます。

 

逆に、今うまいこといってる人が数年後どうなっているかはわからない。自分にも言えることだけど、『常に謙虚であれ』ということ。

これまでうまくやってこれたのは、自分の努力のおかげではなく、周りからの支えのおかげなんだと意識すること。

成功すればするほど、誰にでも公平に接する精神を持ち、初心を忘れず取り組んでいくことで、大きな失敗は避けられると思います。

 

今結果が出ていない人は、自分自身や自分の人生を悲観しないでください。

うちの会社でも、履歴書に輝かしい経歴がのっているのに結果が出せなかった人間がいたり、逆に正社員経験がなく入った人間がバリバリ結果を出したりと、案外誰が結果を出すかはわかりません。

勇気を振り絞って、1歩目を踏み出し、なるべく早く成功体験を積み上げていってください。

そして、未来に対して希望を持って生き、困難な状況も楽しんでいってほしいと思います。」

 

「ありがとうございました!!」

 

 

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*クックビズ様:書籍

*概略

インタビューも編集もクックビズ様が行っています。50名以上のプロフェッショナルと呼ばれる人にインタビューし、そのうちの選りすぐりの20名のインタビューを掲載しているそうです。

『この人の生き方かっこいいな』という人を見つけてもらい、その人をぜひメンターにしてほしいと藪ノ様がおっしゃっていました。

メンターの存在は、辛い状況を乗り越える際にも非常に重要になってきます。ご興味のある方は、ぜひ書籍をご覧になってみてください!!

 

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*クックビズ株式会社

飲食専門求人サイト「cook+biz

”食”のキュレーションサイト「クックビズ総研

一流料理人たちのインタビューサイト「Foodion

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