【インタビュー】政治に無関心でも生きていけるが、無関係では生きていけない。

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今回インタビューさせていただいたのは、大阪市会議員である杉山様です!!

 

 

『行政』『政治』という言葉を聞くと、若い世代はあまり良い印象を持たないことが多いのではないでしょうか?

そんなイメージを払拭するような、大変親しみやすい政治家でした。政治家というよりは活動家、という言葉の方が適しているかもしれません。

ぜひそのイメージと理由を、この記事で読み取っていただければと思います。

(杉:杉山様、筆:筆者)

 

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「それではまず、ご経歴の紹介をお願いします。」

 

「そうですね、物心がついた頃から大阪市の東淀川区というところで育っていて、地元の幼稚園、小学校に通いました。

小学校の低学年くらいの頃は、勉強がめちゃくちゃ出来た子供でした。当時の先生方からは『ここまでデキる子は初めて見ました』なんて親に言われるくらい、デキた子だったらしいです。(笑)

でも小5くらいで、『勉強なんかどうでもええやろ』という感じになって、そこから勉強しなくなりましたね。

中学校に進んだときには、サッカー部に入りたかったのですが、サッカー部が廃部になってしまったので、珍しいからという理由で硬式テニス部に入部することにしました。

当時サッカー部に入ろうとしていた仲間みんなで硬式テニス部に入ったところ、なんと大阪3位のチームになりました。

 

ただ、僕らは大阪1位を目指していたので、めちゃくちゃ悔しかったわけです。その想いから『高校でもテニス頑張ろう!』と決めました。

それで高校受験は、テニスをするための高校に受験し合格しましたが、僕が通っていた中学校からそこに行くのは僕1人だけでしたね。(笑)

 

その高校は男子校だったので、脇目も振らずにテニスに没頭し、気づいたら高校生活が終わっていました。

そして、スポーツ推薦で大学に行くつもりだったのですが、当時僕はチャラけていましてね。。。(笑)

面接でチョケたんでしょうね。推薦入試だったのに、不合格になりました。『ウソやん!?』ってなりましたよ。(笑)

『1年浪人するしかないな』ということで、1年浪人しましたが、そんな人間なのでしっかり勉強するはずもなく、1年後に地元の大学に入ることになりました。

大学に入ってからは、本気でテニスをする気はなかったので、テニスサークルに入りながら、テニスコーチのバイトをして過ごしていました。」

 

「なんだか市会議員にも杉山さんのような人がいたなんて、すごく親近感が持てます!(笑)

学生期間で、何か転機みたいなものはなかったのですか?」

 

「そうですね、1つあげるとしたら、僕の父親はもともとIT企業のサラリーマンをしていて、現在はIT企業の社長をやっていることから、僕は幼い頃からパソコンに触れる機会がありました。

そして、中学2年生くらいの頃に、メモ帳からホームページを作ったりしていました。いわゆるHTMLってやるつですね。その頃は見た目を整えるCSSというものもありませんでした。

高校では、テニス部を引退した後、着メロというものが流行っていたので、着メロを自分で作ってお小遣いを稼いでたりもしました。

大学入った頃から、CSSなるものが世の中に普及し始めているということに気づき、CSSをちょろっと勉強しました。

大学時代は本当にクズでね。(笑)1回生の頃は全然学校に行かなくて、通年で4単位しか取れませんでした。(笑)」

 

「すごいです、杉山さん!!(笑)」

 

「『これじゃあかんな』ということで、そこから真面目に通うようになり、結果的には4年で無事卒業することができました。

大学3年生の2月頃にはあるIT企業さんから内定をもらって、あとはもう卒業するだけという状況になっていました。

 

もともと新卒で働くところにずっといるつもりは無かったので、そんな考えも受け入れてくれるような会社がいいなと思って探していると、その会社と出逢いました。

僕は性格的に、何社も受けて内定をたくさんもらうというアプローチは時間のムダだと思っていたので、選考もほとんど受けませんでした。

そういったわけで、結局その1社しか就活はしていないのです。(笑)」

 

「ええ!?!?」

 

「しかも、面接には私服で来て良いということだったので、就活用スーツも買わずに就活が終了したという。(笑)

そして、未だに単位を取れずに留年した夢も見るのですが、ギリギリで卒業することができました。(笑)

4年生の頃は、1個も単位を落とせない状況だったので、1限目の授業に絶対出席するために、毎日朝6時から学校でコーヒーを飲んでいる学生でした。(笑)

 

そして新卒でその会社に入りました。めちゃくちゃ良い会社でした。私服出勤でいいですし、コアタイムなしのフレックスタイム制の働き方だったので、出社時間も自由で、自分の性格にもマッチしていました。

退職金はなかったのですが、その分福利厚生が充実していたのと、何より社員が辞めることを前提に経営されていたのです。」

 

「すごい!それめちゃくちゃ革新的じゃないですか!!」

 

「そこで1年8ヶ月くらい働いた時点で退職し、その後自分で何かしようと考えました。

そのとき、一緒に新卒で入ったヤツで仲良くなった同僚がデザイナーでした。そいつも同じようなことを考えていて、たまたま同じ時期に辞めたんです。

 

それで2人で話していると『海外で起業する』みたいな話になって、『よし、2人でフィリピンでもいくか』ということで、フィリピンで一軒家を借りて、そこで起業しました。

僕はプログラム担当で、相方はデザイン担当でした。英語は現地の人たちと話すうちに体得し、働くのに疲れたら海に行く、みたいな生活をしていましたね。」

 

「リタイア生活を、働きながら実現していたわけですね。(笑)」

 

「言っても3ヶ月くらいで、『日本でやろう』ということになり、帰国し日本で自営業を開始しましたね。それが2012年の春くらいですかね。

自営業って波があって、忙しい時は徹夜するくらい忙しいのですが、それを乗り越えればだいぶ時間が空くのです。そういったライフスタイルになってから、時間が空いている時期は地元のために何かしようと活動し始めました。

 

すると、だんだん議員とか役所の人、地元の人たちと繋がりが生まれ始めて、その時に『区長は誰がやってるのか』とか『自分の地域からどんな議員が出ているか』といったことをみんながあまり把握していない状況に気づきました。

そういったことをみんなが知っている世の中がいいなと思い、議員とご飯を食べに行く企画をしたり、区長と若い人でお風呂屋さんに行く企画をしたりしました。割と新聞とかにも載ったりもしました。

 

すると、ある議員事務所の秘書が辞めるということで、そこの議員さんから『次の秘書は杉山くんがいいんだけど』とお声がけをいただきました。

しかし、どこかの党に一旦所属してしまえば色がついてしまうということで、自分の目指す世界とは違うと考え、1度は保留しました。

ただ、『自分はまだまだ政治について知らないし、現場を体感しないといけない』という気持ちもあって、2014年2月にそのお話を受けることにしました。」

 

「まさにご縁の連続だったわけですね。」

 

「そこで半年くらい働いた後、簡単に言えば『次の選挙出えへんか?』という話になりました。

自分の地元に自分の顔面を貼りまくるのも気が引けたのですが、最終的には『変なやつがお前の地元の代表になったら、それはお前がならへんかったからやぞ』という言葉ももらい、悩んだけど腹をくくって、2014年10月から自分の事務所を構え、2015年4月の選挙で当選しました。」

 

「へえ〜、じゃあ子供の頃から『絶対将来政治の世界に入るんだ!』という想いが動機ではなかったわけですね。」

 

「全然、そういった考えは持っていなかったですね。

そもそも政治に初めて興味を持ったのも、20歳になった時のある出来事がきっかけだったんです。

ある日遊びに行こうとふらっと外に出ると、近所のおばちゃんにバッタリ遭遇して、そのおばちゃんから『今度選挙あるでしょー!◯◯党に入れてねー!』みたいに言われたんです。(笑)

『いやいやいや、オレが決めることでしょ!(笑)』と思ったので『オレはオレで考えて投票します!』って言っちゃったんです。言ったからには政治について理解を深め、投票するしかないなと。それが政治に興味をもったというか、触れ始めた経緯ですね。(笑)

そこから自分なりに政治について勉強しました。」

 

「では、杉山さんの将来の夢ってなんでしょうか?」

 

「実はね、僕は将来の夢はないんです。

自分がその時やりたいことをやりたい人間なんです。つまるところ『あのときああしなかったからだめだったんだな』とかって、やらない後悔をしたくないわけです。

そうならずに死ぬのが夢なのかもしれませんね。(笑)

政治家になろうと思ってもなれないことも多いですし、僕の場合だとなろうと思っていなくてもなったわけですから。決めることにあんまり意味はないんじゃないかと思いますね。(笑)」

 

「では、これまでで杉山さんが経験された最も大きな挫折はなんでしょうか?」

 

「それはもうテニスですね。

高校時代では青春をかなぐり捨てて全国大会に出ることを目指していたわけです。

高校入学時に『オレはわざわざ友達が誰もいない、家から遠く離れた、しかも女の子のいない男子校という修羅の道を歩むんだ。すべてを捨てたからには、やるしかない!』という気持ちでやっていたので、最終的にテニスで全国大会にいけず引退が決まっときには挫折を感じましたね。

『ここまでやってあかんかったらしゃあないわ』とは思えたのですが。(笑)」

 

「そこまで思えるようになるまでやって失敗というか、挫折することが大事ですよね。では、今の議員さんとしての立場から、日本全体の最も大きな問題ってなんだと思いますか?」

 

「それはもう『少子化』じゃないですかね。

単純な話、それは税金を払う人が少なくなるということですから。そして平均寿命は延びているわけで。

これは少子高齢化という問題なので、この先もずっと続いていく問題だとは思うのですが、そうなったときに、どうしていくのかが今問われていますね。」

 

「それに対する解決策のアイデアみたいなものはありますか?」

 

「1つは、僕はあまり賛成派ではないのですが、経済的な面だけで見れば『移民を受け入れる』という施策がありますね。

ただ、それは理屈上はわかるのですが、日本って無宗教の方が多く、一方で海外だと普通に宗教はどこかを質問するので、そこに大きな温度差やギャップが生まれると思うわけです。

戦争なども突き詰めれば、宗教の違いが原因になっていることも多いので。

 

じゃあどうしたらいいのかというと、今の世代に安心して子供を産んでもらうしかないと思います。

僕は今30歳で、周りは結婚して子供も生まれたりしているのですが、話を聞いてみると、『お金が心配』という声が多いのです。そこが問題なわけです。

だから、僕らとしては、例えば幼児教育を無償化するなどして、親世代の可処分所得を何とか増やしてあげることで、少子化という問題を解決したいと考えています。

そして、親の収入と子供の学力には比例関係があるというデータも出ていますが、それを覆すような、どんな親のもとに生まれても良い教育が受けられる制度を作ろうとしています。

それが一番現実的なんじゃないですかね。」

 

「では、もし杉山さんが大学卒業時点に戻れるとしたら、どんなファーストキャリアを選ばれますかね?」

 

「多分これまでと全く同じ人生の歩み方をすると思いますね。

僕が新卒で入った会社では、フレックスタイム制だったので、自分で考える時間、もっと言えば何かを企む時間を十分に取れました。

ブラック企業の正反対のようなベンチャー企業だったわけです。あれは本当に良い時間で、めちゃくちゃ感謝していますしね。

 

その考える時間というのは絶対に取った方がいいです。

仕事が終わって晩御飯くらいの時間には帰ってこれたら、そこから『よし、ちょっとやりたかったあれやるか』みたいに時間を使えるじゃないですか。

あとあとやるべきことをどんどんとできたことは、自分の人生に大きな好影響を与えてくれたなと思います。そういう会社の選び方もいいんじゃないですかね?」

 

「なるほど。確かに、考える時間がなければ本質的な行動もできないですしね。。。

では、杉山さんが大切にされてきた価値観や信念はなんでしょうか?」

 

「それはもう『やりたいことをやる』ということです。ある意味わがままですけど。(笑)

もちろん、やりたくないことをやらなければならない時期もあるのですが、やりたいと思っていることや自分自身を殺してまでやることに、何の価値があるんでしょう?(笑)これは人によっては反対されることもありますが、そういう考えじゃなかったら、今自分は政治家にもなっていなかったですからね。

つまるところ自分の人生じゃないですか。(笑)人の人生に何か言うくらいなら、あなたがやってくださいみたいな。(笑)」

 

「間違いないですね。(笑)『批判者』にはなりたくないと常々思います。

それでは最後に、読者に向けてメッセージをお願いします。」

 

「実は僕は、そのめちゃくちゃ良い会社で働いていたときに、採用の仕事をしていたんです。

だから、これから就活する人たちに言っておきたいのは、『面接官はあなたのことをすぐ見抜けますよ』ということです。

 

僕は採用のプロフェッショナルではなかったですが、それでも多くの学生さんたちを面接していくとすぐわかるわけです。

何がわかるかというと、『この人はどこいっても採用されるな』『この人はどこいってもあかんやろうな』ということです。その格差がすごいわけです。

これは7年くらい前の話なので、その格差はもっと広がっているかもしれませんね。

 

『周りがしてるからオレもやっとこー』みたいな学生はすぐバレます。

そうではなく、僕みたいに『ここは自分に合いそうだからいってみるか』という能動的な態度で就活するのがいいと思います。

『滑り止めのために〜』とか考えてする就活は、ほんまに時間の無駄やと思いますね。(笑)

3社行きたくない会社に就活するくらいなら、1社だけに絞って、残りの時間を自分で考える時間に当てるほうが何倍も価値があります。

 

そして、落ちたからって、そんなに落ち込む必要はありません。

採用っていうのは、仕事なので『求める人物像』というものがあるわけです。採用側のゴールは、その求める人物像を何人取るかにあります。

その時々によってほしい人物像が変わるんです。そこでどんな努力をしても合わないものは合わないわけです。

だから、自分を偽ってまで受ける必要はないし、それをしてしまうとお互い不幸になると思いますね。

 

あと最後に、僕この前クラブのイベントで前に立って話したりしてたんですよ。なんでかっていうと、若い子に政治に興味を持って欲しいからです。

政治に無関心で生きていくことはできます。でも、そういった人たちでも、無関係で生きていけるわけではないのです。だって、税金払ってるじゃないですか。

その税金は何かに使われているわけで、その使い道を知ってもらいたいし、世の中に不平不満があるなら、あなたの1票で訴えないといけないわけですね。

 

若い人は特に投票していないというデータが出ています。年齢が上がれば上がるほど、投票率はあがっていきます。

どういうことかというと、政治家は当選しないといけないので、投票総数の多い高齢者に人気が出るような政策を打ち出したりするわけです。

さっき言ったような問題を解決するためにも、若い世代の投票というものが必要なんです。白票だっていいんです。行って投票するだけで、世代別投票率のデータには反映されますので。

とりあえず、なんでもいいので行ってくださいと言いたいですね。(笑)」

 

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もし政治に関するイベントをされる方は、杉山様、もしくは筆者にご連絡ください!

杉山様はそういった場にどんどん登壇してくださるそうです!!

事務所でのインターンもこれまで受け入れていなかったそうですが、連絡があれば受け入れるとのことです!!『行動が全て!』行動してみましょう!!

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