【インタビュー】『存在している今ここに、幸せを見出せる人』になる。

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今回インタビューさせていただいたのは、組織開発ファシリテーターとして活動され、最近では企業内にマインドフルネスを広げることもされている、LLC チーム経営の広瀬様です!

 

 

このストレス社会で幸せに生きていくために必要な知恵についても言及していただきました。『幸せとは何か』ということに思考を巡らせる契機になってくれれば望外の喜びです。

(広:広瀬様、筆:筆者)

 

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「これまでのご経歴の紹介をお願いします。」

 

「13歳くらいの頃に、親の仕事の関係で大阪に移ってきました。中学校の時に、3回ほど転校しており、そこが自分のベースみたいなものを形作っていますね。

 

大学を卒業してからは、大して就職活動もせず、たまたま大阪に経営開発センターという研修会社がありまして、そこで働くことになりました。

当時の主な仕事内容は、技術系セミナーの企画や集客をするというものでした。

そこで7,8年やったあと、先輩と一緒に同じ分野で独立し、そこでも7,8年働きました。その後は、代理店的な活動をしたり、自身でも講座を開いたり、といった活動をしていました。

 

そして10年くらい前に、友人から「ファシリテーション」を企業に広げたいという相談があり、セミナーを企画してりして、結局、一緒にチーム経営という組織を作ったのです。

最初は会社の中で企画や戦略を練る仕事をしていたのですが、3年後くらいからは人前に立ってファシリテーションをするようになりました。で、今に至るという感じですかね。」

 

「へえ〜、では最初からファシリテーションに興味があったということではなく、成り行きという形でファシリテーションを極める人生になったと。」

 

「んー、どうなんですかね。それこそ最初の会社は研修会社だったので、ファシリテーションという言葉は一切聞かなかったですし、意識もしていませんでした。

ファシリテーションに関しては、そういった仕事をしていく中で興味を持ち始め、独学していったというのが始まりですかね。」

 

「なるほど。では、これまでで最も『シビれるような仕事ができたな!』と思ったのはどのようなプロジェクトの時でしたか?」

 

「んー、毎回すごく楽しいのですが、1つ選ぶとしたら、ある企業の労働組合の役員を20人くらい集めて山奥で合宿をしたときですかね。その合宿中に活動方針を練ったのですが、とても充実していましたね。

時間はそんなに取れないので1泊2日でしたが、私ももちろん参加し、大変有意義なプロジェクトであったと思います。

そこから合宿をやりたがるようにはなりましたね。(笑)やっぱり楽しいので。(笑)」

 

「合宿いいですよね!(笑)結構学生インターンシップで取り入れる企業もあるみたいで、ぜひとも参加してみたいです。

では、広瀬さんの将来の夢はなんでしょうか?」

 

「正直未来のことなんて考えていないんです。

『今やりたいことをなるべく早くやる』ということが多くて、これまでも思いついたらすぐ動いていましたね。

 

それでも何かあげるとしたら、『誰もが自分の思いを素直に言葉にできる世の中を作ること』ですかね。そのためのファシリテートでもあるので。

みんなが好きな世の中をつくれるように動いていけばいいんです。」

 

「なるほど。では、ファシリテーターとしてのお仕事をとおして、『日本のここが問題だな』と感じるところはありますか?」

 

「右肩上がりの時代は、海外の企業がやっていたことや、その他の先例を真似して、かつ効率良くやれば儲かっていた時代だったのですが、今はもうそんな世の中ではありません。

そして、当時は、その会社に必要な同じような人間を育てる教育がなされていたんです。その方が組織としてはマネジメントしやすいので。

もちろんこれは負の側面だけではなく、高度成長期に日本があれだけ成長できた要因でもあると思います。

しかし、今の時代同じような人間ばかりだと、企業は潰れます。そもそもそんな道は今はないわけです。だから、『10年後は課長になって年収いくらで。。。』なんていうことはないんです。

そこからもわかるように、それまでの教育や価値観ではうまくいかないと思うのです。人にはない尖った特徴を持った人が、自由に活動する組織のほうが強いのです。

 

もう1つ。これはマインドフルネスに関することです。

ビジネスマンって、常に不安で、将来が心配して生きているなという感じがするんです。生きている間は常に評価され続けるプレッシャーがあるというか。

昔ももちろん評価はされたけど、クビになることもなければ、評価によって減給したりすることもほとんどなかったんです。基本年功序列だったので。

今は常に評価され、それが年収などにも直結する時代なので、そういった不安はすごく大きくなっているはずだと思いますね。

成果主義はこれから変わっていかなければならないと私は思います。」

 

「なるほど。

まさに今マインドフルネスという言葉が出たのですが、広瀬さんの考える『マインドフルネス』とは何なのでしょうか?」

 

「『あなたが存在している今ここで、幸せを見出せる人』じゃないでしょうか。

存在意義ではなく、『今ここ』というところに注意を向けられる人です。

景色を見ている時に、「明日はどうしようかな」ではなく「木漏れ日がきれいだなあ」と今の状況に幸せを見出すことかもしれませんね。

 

現代人は、今ここではなく、SNSを代表としたバーチャルな世界に生きている人がほとんどだと感じます。木漏れ日がきれいでも、いかに写真をきれいにとって、いかにイイネ数を増やすか、みたいな。(笑)

SNSなどに支配されてはいけないんです。あくまで自分は自分でコントロールできなければ、今ここに幸せを見出すのはとても難しいと思います。」

 

「ありがとうございます。では、広瀬さんはこれまでに、大きな苦難を経験されたことはございますか?」

 

「何回かお金がほとんどなくなったこともありましたが、もう既に何回も乗り越えているのでなんとも思わないなと。

1つ挙げるとしたら、中学校の頃に3回転校したことだと思います。まったく違う地域に引っ越し、また多感な時期だったので、結構しんどかったですね。

長髪の学校から、坊主頭が決まりの学校にいったりすることだけでもかなりきますよ。。(笑)

ただ、そういった経験は今のファシリテーションの仕事にはかなり活きていますね。人の感情を汲み取るスキルが身についていたなど。」

 

「では、もし広瀬さんが今大学卒業後に戻れるとしたら、どんなファーストキャリアを選びますか?」

 

「僕は中小企業でかつ伸び盛りの企業に入りますね。そこで5年くらいは働くかな。

中小企業って、わりと全部の業務を経験できるんです。そして、会社の仕組みがどうなっているかをなんとなく掴めると思うんです。

いきなり起業したりするよりも、一旦そういった仕組みを理解しておいたほうが、ビジネスを進めるスピードもアップすると思います。

結局は、別の会社と仕事することにもなるはずなので、そそれらの会社にどうアプローチしていけばビジネスがしやすいかを理解していることは非常に重要ですね。

 

また、無理して大企業に入ろうとしなくてもいいと思います。

僕も多くの企業とお付き合いさせていただいているのですが、大企業にいる人を見ると、中途採用で入っている人がたくさんいるんです。

ある大企業では、中途採用の人数のほうが多かったりするわけです。

そういった人たちをみていると、新卒で入るのはめちゃくちゃ難しいけど、中途で入るのはそれよりもイージーだという風に見えますね。

だったら、無理して大企業に入らずに、自分が今入れるところに入って、そこで修行をしながら自分のキャリアプランを作っていったほうがいいと思います。」

 

「『無理して大企業を狙わなくてもいい』なるほどなあ。

では、広瀬さんがこれまでに大切にされてきた価値観や信念みたいなものはございますか?」

 

「『自由であること』というのはいつでも大切にしていますね。

仕事をする上でも、クライアントから「この落とし所に持っていってください」と言われると、無理ですと言ってしまいます。

人をコントロールするのではなく、そこのメンバーの思いがちゃんと出て、納得して結論を出せる場を作りたいです。しかも楽しく。

 

もう1つは、『人それぞれ違った良さを持っていて、それらがすべて発揮されればもっと良い世の中になる』ということですね。

だから、僕の仕事では、1人1人の思いや能力を外に出させるお手伝いなわけです。全員が自己開示をすることができれば、社会ってもっと楽しくなると思います。」

 

「ありがとうございます。では最後に、読者に向けて何かメッセージをお願いします。」

 

「『自分の心は自分で守らないと、誰も守ってくれない』ということです。昔から評価される社会で生きてきた人がほとんどだと思います。人の評価で左右され続けていると、とても辛いんです。

そういった社会だからこそ、マインフドフルネスなりヨガなりをやって、自分の心を守って欲しいなと思います。しんどいときは正直にしんどいと言うことも非常に大事です。

僕の30代くらいの友人たちの中には、ウツになって仕事を休んだ人たちがたくさんいるんです。そして、優秀な人であればあるほどそういった状況になっています。

そんなに会社に人生を注がなくても、他に生きる道はたくさんあることに気づいてほしいです。

偉いと言われる人たちの話ばかりを聞いていると、間違った方向に進みやすいので、その点は気をつけていください。

 

そしてもう1つは、『できるだけ早く色んな失敗をする』ということです。

会社に入ったら、責められることも怒られることもたくさんあるわけです。社会に出てからそのストレスを和らげるためにも、若いうちから失敗を多く経験しておけば、失敗に対する免疫力ができるわけです。

そしてすべての失敗は振り返ると、自分の糧になっていることが多いんです。

だから、あらゆるものごとに挑戦してください。少し考えたらもう動けばいいんです。頭の中だけで完結させてしまうと、何も得られません。

何かに挑戦しながら考える。そうすることで、PDCAも回せるようになるわけです。

できることだけやっていると、失敗もできないし、何も学べないんです。人間は成功からは何も学べないので。いつの世も、人は失敗から学んできたのです。

PDCAの中で言うなら、DOに時間をかけていってください。」

 

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